保育の話をしましょう

21~30

30. うちの副園長!!
 
 うちの副園長、いつも職員室にいません。彼女は、自分の仕事の中で現場を見る事が最重要だと考えており、暇さえあれば・・・ではなく、隙さえあれば喜々として現場に出掛けていくのです。そのスタンスがまた素晴らしく、現場の職員をどう支えるかに徹しているのです。もちろん書類仕事もこなしています。子ども関係の事は任せていますが、経理や総務関係の事は他の職員がしています。
 職員についてもそれぞれの力を充分発揮してイキイキと過ごしてくれてると思っています。
 嬉しいです。

29. みんな同じでしょ!
 
 少し前に特徴のある子どもたちとの関わり方について書きました。また乳児の食事の時の関わり方についても書きましたが、基にあることは同じことだと思います。みんな一緒でしょ。なにが?一人ひとりが大切な存在であるということ、子どもの人権を守るということです。そして、このことは大人同士でも同じことですよね。

28. トイレは一番美しい場所に!!
 
 おむつのバケツを廃止してから、物置のようになっていたトイレを整理整頓して改修しました。


27. おむつの片付け
 
 使用済みのおむつの片付けどうしてますか。
 自園では普通のゴミと一緒に有料の回収に出して園で片づけています。
 姉妹園での話です。4年前にはじめて訪れた時、乳児のトイレがまるで物置のようでバケツが沢山並んでいました。1日分の汚れたおむつを個人のバケツに入れ各自が持ち帰る。ということでした。「エ~!毎日汚れたおむつバケツを買い物した食材と一緒に持ち帰っているんだ!!」
 やめよう~。園で片づけてあげようよ~。と思い、早速バケツの持ち帰りをなくしました。
 持ち帰っていた事にも、もともと意味があったと考えられます。
便の様子で健康状態を知るといったことでしょうか。もし便の様子を知らせる必要がある時には、保管し伝えたら良いと思います。
 バケツ持ち帰りをなくしてすぐに父兄から感謝の手紙を頂きました。

26. 誕生日会での園長先生の話
 
 実は私は誕生日会ではいつも同じ話をします。「ありがとうと言ってね。感謝の気持ちを持ってね。」このことを繰り返し伝えています。
 先日の誕生日会で、少し話をしてから、「園長先生がいつも誕生日会にする話でまだ今日していない話は何かな?」と尋ねたら全部(幼児)のクラスで子どもから「ありがとうの話」と返って来ました。「ちょっと嬉しい!!」
 なぜいつも同じ話をしているかというと、私が保育園児で通っていた時の園長先生の話って何も覚えてないな。と気付いて、結局、ああしましょう。こうしましょう。と言った話は、何も残らないのかと思い、それなら耳にたこが出来る程同じ話を繰り返し伝え、支えになる言葉として心に残ってくれると良いなと思って続けていることです。

25. 子どもを褒める時の言葉の表現
 
 私自身が言葉の乏しさ、表現の幅のなさを感じています。
「すごいじゃん」「良かったね」「素晴らしい!!」
など、とても単純な表現ばかりになってしまって・・・。もっと豊かな表現とか出来たら良いな~。と思っています。
 一方で言葉は単純でも気持ちが伝わればまあいいか?とも思っています。

24. 言語表現(掛ける言葉)の多様性
 
 乳児に排泄のお世話をする時、衣服の着脱をする時など今している事を細かく言語化する。言葉で表現しながら子どもと接するようにします。
 自園に姉妹園から研修に来た0.1歳児担任の保育教諭の気付きで「手を洗う場面で、自分もちゃんと言葉を掛けていたつもりだけど、いつも決まった同じ言葉を掛けていました。もっと細かく手の甲も洗えるかな、指の間もきれいにね。などと多様な表現で言葉を掛けている所を見て、明日から実践します。」と言って帰って行きました。

23. 発表会の予行をしました
 みんな音を外さずきれいに歌えていました。
 つまり拍がきちんととれるのでリズムがとれる、そして最後まで速くならず一定の速さで歌えます。よく聞くことが出来て音程が正しくとれる。
 拍をとる為に教えるスタンスではなく日々丁寧に歌うことで、結果としてきれいに歌える。ということです。
 また、よく聞くという事は就学に繋がる力にもなりますし、拍を感じリズムを刻めるという事は言葉の習得にも繋がっていきます。

22. 保育教諭の専門性と家庭のような暖かさ        

 
          

自園での乳児の食事のようすです。
一人ひとりの子どもにしっかり向き合って食事を進めます。
離乳食の子どもには、1人に1人がついて進めます。その後2人に1人がついて進めます。そして2歳児になると、盛りつけた後は最大6人今はコロナの為アクリル板設置の為4人が一緒に食べている状態です。

 

  家でもなかなか食事の間中、ずっと子どもに付き添っての食事は離乳期を除いては難しいこともあります。
  園でそうして見守る時には口や舌の動かし方や腕の筋肉の発達の具合なども見極めていきます。そして美味しいね~とか情緒に話しながら、食事を楽しめるようにしています。

21. 発達にオリジナリティーがある場合トラブルを起こしやすい??
 
 トラブルを起こしたくて起こしてはいません。
様々な要因が考えられます。
・周りのことが見えない。
・刺激が必要なのに動く事を保障されていない。
・注意が散漫な為に、体の安定感が育っていない。
・体の安定感が育っていない為に注意が散漫なこともある。
 まだまだ多様な事がありますが、否定的な注意をするのではなく、なぜそうなったのか、そのわけを見分けて対応していきたいです。
 そして、人との関わりが楽しいといった体験がサポート出来たら良いかと思います。