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66. 場面緘黙のある子
年度が変わり、クラスが変わり、環境が変わったけれど、先生がいるから安心という状況からクラスが安心といった状況があるようです。
話さなくてもいいことを保障されることが大事なことのようで、その子がそのままの状態を認められることが重要なことのようです。
友だちもその状態を認めたうえで、遊びに誘ったり働き掛けをしていてよい感じです。
また、先生の対応も、やりましょうではなく、楽しいよ~とササッと体を動かすことを促すような動き、やらせるではなくて、共感して楽しいよ~。という方向で誘ってみるようなことがよいそうです。
また、その子の良い所を先生が表現していくことで、クラス全体がその子にとって居心地の良い場になっているということでした。矯正するのではなく、そのままの姿を認めつつ働きかけていきます。
場面緘黙についてはNO.17にも書いてあります。
65. 子育て支援というけれど?
「東京都公立保育園研究会のいきいき子育て通信」を頂いて、その中に汐見先生の「子育て支援という言い方でいいの?」という記事がありました。その中に《おそらく「支援」という言葉が問題なのだと思います。支援する方がされる方よりちょっと上に立っているイメージなんですね。少なくても支援される方と支援する側は対等ではない》という文章がありました。へきなんこども園の子育て支援センターは、平成6年からスタートし、平成8年に国県の指定を受けています。
当初から何かを教えるというスタンスではなく子育てって24時間絶え間なく続くことだからとにかくここに来たらゆっくり休憩してね。というスタンスで続けています。何かを指導するではなくささえるというスタンスです。
保育も同じ所があり、子どもたちに何かをさせるからささえるスタンスを大事にしてます。
64. 試行錯誤する力が弱い?
短絡的な行動を取ることが多く、すぐ手が出てしまう子がいます。
考える力をつけるにはどうしたらよいのか。
☆もしも~したらどうする?
☆他にはどうする?
☆残ったもので何かする?出来る?
☆他に何が出来るかな~?
こんな言葉掛けをする事が出来る。と園内研修でアドバイスを受けました。
小さい内からこんなサポートをされたらいいだろうなと思いました。
63. おなかすいた~!!
園内でこんな言葉を聞きますか?
先日研修で訪れた方が、久しぶりに「おなかすいた~!!」と言っている子どもの声を聞いた。と言っておられました。
とても大事にしたい感覚だと思います。食べる時間になったから食べる。タイムスケジュールにそって食事をする。という日常を過ごしていると、それぞれが感じていることより何かに合わせて行動する事が日常になっているように思います。
一人ひとりを大切にするということは、それぞれの感じる事を大事にすることです。自園では節度はありますが、幼児の場合それぞれのタイミングで食事をしていきます。全員一緒ではないけど、友達と楽しく食事をしているようです。
62. 頑固な偏食
どこの園にもいるのではないかと思いますが白いご飯しか食べない。とか自分の中で決めたものしか食べないといった子がいます。
なぜそうなっているのか理由は様々でそれを認めながら、食べられるような働きかけをその子その子に応じてしているところです。
最近の園内研修の中で、働きかけの中に「五感で感じて、その食べ物を知っていく。」という視点を示唆して頂きました。具体的にはフォークでさしてみるといったようなことだそうです。
視覚、見た目とか、臭覚、香りといったことはありましたが、触覚もありですか。
五感を使ってですね!!
61. 大人同士の言葉
家で大人同士が感謝を言葉にしてますか。
自分の思っている事と異なる行いをする人に対して、怒りをぶつけたり、支配をするような言動はありませんか。親しいがために、自分の感情をぶつけるようなことはありませんか。
そもそも異なる文化や生活感(家庭)で育った人が一緒に暮らすので、違うことが当たり前ですね。
一人ひとりを丁寧に見ていくことで、みんな違うということを認められるような大人に育ってくれるといいな~。